健康管理のためには,内臓脂肪を正しい減らし方でコントロールすることが大切です。ここでは,内臓脂肪の減らし方をはじめ,内臓脂肪の危険性や測定方法など,内臓脂肪についてのいろいろな情報を集めています。
脂肪が増えた肥満の状態,2つのタイプに分けられます。皮下脂肪の多い「洋ナシ型肥満」と内臓脂肪の多い「リンゴ型肥満」。どちらもダイエットが求められますが,特に注意を要するのが,リンゴ型です。内臓脂肪は,メタボリック症候群を引き起こす原因になると言われているからです。内臓脂肪は,食べ過ぎと運動不足を改善することで,減らすことができます。まず,食事の量をコントロールしましょう。今の段階では,消費カロリーより摂取カロリーの方がかなり多いでしょう。糖質や炭水化物をできるだけ控え,ウォーキングや水泳などの有酸素運動を継続して行ないましょう。ダイエット用のサプリメントなどに安易に手を出すよりも,地道な努力の方が効果的です。
消費カロリーより摂取カロリーの方が多い状態が続くと,体に脂肪が蓄積されていきます。その脂肪が腸間膜周辺に溜まったものを,内臓脂肪と言います。この脂肪細胞からは,「アディポサイトカイン」という物質が分泌されます。この分泌されたアディポサイトカインは,血流に乗って全身に運ばれ,血圧や糖代謝・脂肪代謝に影響を与えます。正常な状態では,悪玉と善玉がバランスを保っているのですが,内臓脂肪が蓄積すると,悪玉アディポサイトカインの分泌が多くなります。これによって,血圧の上昇,血中脂質や血糖の増加が促進されていきます。つまり,内臓脂肪の蓄積にこれら3つのどれかの異常が見られ,メタボリック症候群を引き起こすことになる訳です。
病院でCTスキャン検査を受ければ,内臓脂肪面積を測定することができます。しかし,いつでも病院に行って自由に検査を受けられる人は少ないでしょう。自分に内臓脂肪がどの程度蓄積しているのかを測定する方法があるでしょうか?まずは,腹囲を測る方法です。ウェストのくびれたところではなく,おへそ周りの径を測ります。男性は85センチ,女性は90センチを超えると,脂肪の蓄積量が多いと判断されます。これをメタボリック症候群の診断基準に含めない動きもあるようですが,家庭で測定できる簡単な方法の一つです。また,体重(キロ)÷身長(メートル)÷身長(メートル)で計算できるBMI値が,標準の22を超えると気を付けるようにしなければいけません。